30代過ぎての転職に役立つキャリア理論
■30代過ぎての転職に役立つ『キャリアアンカー』
『キャリアアンカー』とはアメリカ合衆国の組織心理学者エドガー・ヘンリー・シャインが提唱したキャリア理論です。
キャリアアンカーは、概ね30代、40代以降にキャリア形成が確立されると言われています。
※キャリアアンカーのアンカー(anchor)とは「船の錨」のこと。「船の錨」は船を水上の一定範囲に止めておくために、鎖やロープを付けて海底や湖底、川底へ沈めて使う道具。
■シャインが提唱したキャリアアンカー8つの分類
- 専門・職能別コンピタンス
特定分野で能力を発揮することに幸せを感じる - 全般管理コンピタンス
管理職に就いたりし、責任のある役割を担うことに幸せを感じる - 保障・安全
保障や安全、経済的な安定を得ることを重視する - 起業家的創造性
新しいモノやコトを創り出すことを重視する - 自律・独立
ルールや規則に縛られずに自分の範囲で仕事を決め、自分のやり方で仕事を進める - 奉仕・社会貢献
暮らしやすい社会の実現、他社の救済、教育などの価値に興味を抱く - 生活様式・ワークライフバランス
個人的な欲求、家族の願望、自分の仕事のバランスを重視する - 純粋な挑戦
解決困難に見える問題や解決の手ごわい相手やライバルとの競争にやりがいを感じる
キャリアアンカーは良し悪しを決めるものでありません。また、アンカーが最初から明確にわかっているという人は稀です。
だからこそ、現在の仕事と自分のアンカーと一致しているかどうかを振り返り、アンカーと一致するように将来の仕事を計画してもよいかもしれません。
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