【職種紹介パート2】プロセス開発と 生産技術
ものづくりの現場において、生産効率を高めるために欠かせない仕事が「プロセス開発」や「生産技術」です。どちらもものづくりの工程設計から生産までをつなぐ役割を担っていますが、業務には具体的にどんな違いがあるのでしょうか?
1.プロセス開発の仕事内容
プロセス開発は、「その製品の生産に対し、実験と評価・分析を繰り返し、最適な工程を開発すること」です。高品質な製品が量産できるよう、デザイン性やリサイクルコストといった項目も条件に入れながら、理想の生産工程を開発し、現場の生産ラインに落とし込んでいきます。また、生産で使われる装置や設備の選定の他、電圧・温度といった様々な項目を調整し、検証するのもプロセス開発の仕事です。
2.生産技術の仕事内容
生産技術は、製品や部品の品質・コスト・スピードを重視しながら、「より効率的な生産体制を構築する仕事」です。新製品のための生産ラインの構築や生産体制の課題解決など、ニーズに応じて生産ラインを開発していきます。
生産プロセスの設計だけではなく、生産現場全体を見渡して「課題および解決策を見つけること」「新規生産ラインを立ち上げること」の他、研究開発部門や設計部門と生産現場のパイプ役となって「業務や人員配置を見直すこと」などもあり、幅広い業務内容となっています。
3.プロセス開発と生産技術の違い
- プロセス開発
生産技術と連携し、実験と分析を繰り返して最も効率的な生産工程となるよう開発・改善を行う。 - 生産技術
効率良く高品質なものづくりをするための、生産体制のプランを立てて具現化する。
生産現場全体を見渡す役割が生産技術にはある一方、プロセス開発はより専門的な知識やスキルを活かすことができるといっていいでしょう。
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